人生の舞台/ヒヤシンス
 

私は力強いものを求める時、大海を想う。
海はその不思議な力で私の挫けた心を救ってくれる。
雄大な空間に大きく放たれた魂が私に投げかける言葉、
『生きていればこそ。』

私は悲しみに暮れる時、月を想う。
月はその豊かな母性で私の冷たい心を温めてくれる。
夜空を奏でる星々が愛で満たされ、私の魂と対話する。
『許してあげなさい。』

人生の幕は何度でも上がる。
一幕一幕には様々な出来事が起こる。
踊らされるのではなく、出来得る限りの最大の優雅さを持って踊りなさい。

全ては生きていればこそ。
むなしさに張り裂けそうな心を許してあげなさい。
そうすれば、あなたの人生の舞台は最高の輝きを放つのだから。

戻る   Point(1)