岸田劉生「写実論」を読み解いて考える、批評とは何か/中川達矢
 
れている。マシュー・ボーモントという方が、テリー・イーグルトンにインタビューした記録が載っているらしい。訳者は、お馴染みの大橋洋一。まだ読んでいないが、内容が気になるところだ。

2.飯島耕一の詩集『next』(1977)にある1篇の詩に、岡本謙次郎の『運慶論』を読んでいた、という記述があった。手元に詩集がなく、その箇所を引用することができないが、この記述があったことは確かなことである。よくよく調べてみたら、飯島と岡本は年齢が若干離れているが、両者とも元明治大学の教授であり、親交があったのかもしれない。どうして、全然別の場所で読んだものが、こうやって繋がるということが起こりうるのだろう、不思議だ。
 いや、さらに調べたら、岡本は飯島が同じ大学で働いていたことを知ってはいたが、会ったことはないらしい。ただ、飯島の詩集をよく読んでいたとのことだ。こちらのサイトには、岡本が書いた『ゴヤのファースト・ネームは』評が載っている。
http://home.catv-yokohama.ne.jp/aa/stroll/

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