天使が居た/
ニワコ
土曜日の昼下がり
カーテンを干す
まどろむ僕を横目に
酸素を目いっぱい吸い込む彼女は
手を広げて
大げさな素振りをする
揺らめくカーテンは
彼女の頬を掠め
無邪気に微笑む
目を細める
天使は居た
そこに居た
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