atsuchan69「首のないM」について/春日線香
Mが、さかんに手をふりつづける
やがて線路の向こうには真っ暗なトンネルが待っていたけど
首のないMは、ずっとずっと手をふりつづけている
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=276420
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登場人物は二人、「首のないM」と「ボク」。「ボク」は「M」に首がないことを幸いに、「M」を一方的に消費しています。首がないということは主体性が制限されているということで、「M」は己の表情を持ちません。それならば身体で表現すればいいのですが、「ボク」は「いろんな場所で、いろんな服を着せて」つまり「M」の身体表現をも剥奪してしまいます。「M」があくまでも「ボ
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