老害/
中原 那由多
プロパガンダに導かれた先は
いつだって綺麗なだけの蜃気楼
流行りの色を身に纏い
君の瞳の色を忘れた
足蹴なく通ったディスコに飽きてきたのは
そこで笑っていたのが
女ではなくて僕の膝だったから
オセロのように目まぐるしい時間を
オレオのように過ごしたくて
ネオンの下、ミルクを買いに
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