古書店日記/梅昆布茶
 
ベースをつくる

仕入れ予算の関係であまり高価本はない ただエロに走りたくはないので 手軽な出口は塞ぐ

Officeに打ち込んだ書名は 逆に僕を撃つ 読んだ事もないのに
本を飯の糧とする浅ましさ 俺らしいのかもしれないが

ただ恥じるばかりでも 生活は成り立たない
一応運送屋で月々の給料は入るので良いのだが

本に埋れて死にたいと思うんだ そして君の詩で生き返る
そんな繰り返しが好きなんだ とってもね

君はピカピカ光っててとっても素敵だ 古書達よ 君は生涯の友だ
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