僕は馬鹿だから/ムウ
 
触れてほしくなくて
触れてほしい
貴女の温かなその手を

強くなんかないんだ
弱くて脆いんだよ
でも馬鹿だから

辛くとも苦しくとも
背中を見せたがるのだ
誰も見ることなんて無いのに

明るい場所より暗がりの方が
似合ってる
そのまま闇に溶け込んでゆく

誰よりも光を求め
もがき もがき もがいてる
求めてるんだ

小さな手じゃ誰も
救えないのに
手を差しのべて 深い碧へと飲み込まれる
碧い無力感に

救いを求めてるのは
自分自身なのに

小さな僕は大きな愛を求めてる

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