ポエム論的、希望/Ohatu
 
観として定着しなかった。

世界は今、「新しい価値を創造できるもの」を渇望しているのである。それは、もう、芸術や文学や哲学や宗教の分野でも構わない、と世界は感じている。
そして、そのあと、世界の語る言葉は、「さもなければ、前世紀を繰り返し、戦争を起こすしか残されていない」と続く。新たな価値が生まれなければ、不均衡を是正するためには戦争しかなく、また、是正せず不均衡が行き着けば結果としてこれも戦争的な事態に陥るしかない。

文化か、さもなければ戦争か。冗談ではない。そういう最終判断のところまで来ている。

勘違いや妄想なら良いのだが、おそらくそうではないというのが今の確信である。

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