共闘/The Boys On The Rock
愛想笑いで 発達した頬のマッチョが
高らかと その場しのぎのポージングを決める
黒光りした 死んでいるルーティンが わざとらしい
だめだ だめだ だめだ
喉の奥に巣くう 真心が 胸焼けのようだ
ことばに 過度の期待は持てぬ
吹きっさらしの 真心を 差し出す訳にもいかぬ
何度も 安酒のように 真心を 飲み下しながら
俺は 四十歳を越えたのだ
いまさらながら 男になったのだ 俺は
いまさらながら あの父のようには ならぬぞ
しっかりしろ 深奥の俺よ アタシよ 女よ
菅公の沈められた地で 朽ち果てようとしている あの男の
血脈は 俺が絶つ代わりに
俺は お前に 永遠の愛と共闘を誓おう
いいな 女よ
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