ギャング/梅昆布茶
に大義はあるのか
かつて南方では人民を犠牲にした悲惨な戦争があった
ただ覇権のために 武器をためこんでなんになろう
戦争の後であがる旗は 希望や喜びという名の美名にカモフラージュされた
権力の移譲に 過ぎないのかもしれないが 確かに変革の基点ではあるのかもしれない
だから 次の権力に 渡さないために
奴らから歴史の進路を奪うために 家族や仲間や 無数の散華したすべての同志のために
ラップにのせて 闘うのだ もちろん限りなく鬱屈した フリーダムのために
路上には 相変わらず 粉雪が舞っているが
彼らの見ているものは
限りなく近くて
そして 遠いビジョンだったのかもしれない
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