タイトル未定。/元親 ミッド
 
自分の場合はだけれども、

タイトルって、初めに浮かぶものでもない。

ぼやってした思いの中に、

そっと両手を突っ込んで

すくいあげてみて、そうして

「あぁ、これはそうゆうものか」って

後から付くことの方が圧倒的に多い。



それは多分、生き方そのもの。



初めっから、タイトルなんてないし

多分、ストーリーすら存在しない。

でも、なんとかかんとか生きてって

一区切りついたかなって時に

振り返ってみて、

「あぁ、これはそうゆうお話ね」って

わかってきて、ようやくタイトルっぽいものを

付けることもできるんだろう。



そうゆう意味で、人はいつでも

「タイトル未定」。



そこには不安や心配もあるけれど

期待しようと思えば

期待だってできるんだろう。

なにせ、タイトルは未定。

ありとあらゆる可能性があるのだから。
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