早朝の富士山/小川麻由美
 
私は この山の なだらかな稜線

空と山を隔てる稜線

そのエッジに 打ちのめされ

この山について 何も

書くことが できないのです

いずれ 書ける朝が来るか

それさえも

今の私にとっては

わからない事なのです
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