早朝の富士山/
小川麻由美
私は この山の なだらかな稜線
空と山を隔てる稜線
そのエッジに 打ちのめされ
この山について 何も
書くことが できないのです
いずれ 書ける朝が来るか
それさえも
今の私にとっては
わからない事なのです
戻る
編
削
Point
(4)