告げた/
かんな
香りに促されてあるく
森の中のふわりとした陽射しに
ゆったりと眠り込むように君の傍ら
まつげが少しじゃまなくらい長くて
見つめることのできる時間は
照れくささと半分こするとちょうどいい
葉の一枚一枚がしずくを持って
いのちの尊さを示している曇り空の下
このきもちが一番きれいなのです、と君に
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