(何かについて打った、何かをまとめるスペース)/(1+1)/4
っていたりするんだ。
そしていなくなる。
おまえらにとっては長い月日とやらも
おれにしてみれば ふり返ってしまうとあっという間のことなんだよな。
せっかく捕まえたえさをぽろぽろこぼして運んでたやつ、あたりのメスにふられまくってなんとか相手をみつけたやつ、いつも楽しそうにカメラをおれにむけていたやつ、
たまに思い出してしまう。
そんなとき海はおれになにもいってはこない。
太陽がなにかを察して 去り際におれの顔を赤くそめる。
大地もつきあいで赤くそまるときがある。
しばらくしておとづれる静寂に、月とたくさんの星が、おれをなぐさめにやってくる。
とにかくこうやってずっといる。
おれの肌はもう相当変わってしまったが、
同類とちがって勝手に服をしたてる職人もいないし、
まあおれは変わらないんじゃないかな。
ずっと、というと曖昧だが、
まあ、ずっと。
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