選死/十二支蝶
 
きっとこの世がなにもなくなっても満たされることはないだろう
きっといたみで身も心も消し去ってしまっても失うことはないだろう
きっと毒を歌い溢れ足掻いても死ぬことはないだろう
夢を 愛を知ったこの世が自分を選んでも昔を思い出すだろう
夢を 愛をしったこのよが自分を恨んでもやがてふえていくだろう
この世ははかない はかなくはない 酸で溢れかえっている
いきてほしいと 原子力の奥で 心の内臓で 咥えた だから
青い白 白い黒 紫と屋上 死に顔と死に神
股にいるはかなさに いう
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