ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法/あおば
なのだが・・、
回転体の苦悩と貧困が地軸の傾きを強め気候変動が強くなり
結局は一巻の終わりになるのだと現代の天文学者は他人事のように饒舌に語るので、ノートに筆記するのも面倒くさく感じる聴講生達は自己調整能力を欠くのをかすかに覚えながらもノートパソコンを開き、就活に余念がない
さて、その結果はと気になったので、うろ覚えのブリキの森に分け入って聞いて見ようとしたのですが、なんの助けにもなりませんと消えいりそうな声が梢の上に漂い、聞かザルかと目を凝らしたところが、厄介者の外来種との混血ザルのようで、彼等にも住むところが無くなるのだなと思いながらも進化のダイナミズムを否定せざるを得ないのも束縛された
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