政治家劇場 春場所/salco
ないかい」
一郎太 「そんなことありませんよ、お母さん」
母堂 「親の目を節穴とでもお思いかい。何だろうねこの子は、ちょいと見ない内にすっかりニヒルになって」
一郎太 「そんなことありませんよ、お母さん」
母堂 「お前まさか、毎朝ミミズにお小水とか唾吐いたりしてやいないだろうね」
一郎太 「そんなことありませんよ、お母さん。それにここじゃありませんよ、曲がったのは」
目白の仏間
田中先生 「認めません。何が何でもあたくしは認めませんから南無阿弥陀仏」
尊父之霊 「磨家ちゃん。マそのぉ〜、わしは働かざるを得んかったがね。教育の機会ちゅーのは国民にとってだね。滅法大事な
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