新しい扉/三田九郎
僕はその人に出会えた。僕はこれまで詩を書くという行為そのものに救われてきたけど、詩を書くことを通じて生まれた出会い、そこから始まる同人誌づくりという活動に、また新しい救いを見い出すことができるのかもしれないと思っている。
詩を書く。詩を通じて人と出会う。新しい活動が始まる。始めることが、別の始まりを呼ぶ。何にせよ、始めないことには、始まらない。書くことで僕は、ただ救われているというだけでなく、生きていくうえで大切なことを学ばせてもらっている気がする。
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