業界とか、プロとアマの違いとか/小川 葉
 
マの垣根がなくなっていく、というのは、どうしたって考えにくい。

しかしまた、プロとアマの垣根がないことが新しいことのように語られているけれど、詩の世界などは昔からそうであって、詩で食えている人はほんの一握りで、ほとんどがアマで、何らかの仕事をしながら詩を書いている人で、そんな中にも、日本を代表する詩人がいるということもある。

いずれにしても、やはり何らかの評価は必要で、現場的な経験も必要で、それが何より好きで、一生続けていきたい気持ちがあるかないかということ。それがプロとアマの垣根ではないかと思う。

私も今後、詩は好きなので書いていくと思うけど、それで食っていこうとは思わないかな
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