僕及びheのHELLO!という挨拶/赤青黄
の目の前には金魚の入ったペットボトル
が置いてあって、僕はいつも通り中の水を丸々取り替えて酸
素を補充したり餌を中に入れるのだけれども、彼は一向に餌
を食べようとしないんだ。だから僕は彼のことが急に心配に
なってペットボトルを勢い良く振るんだ。起きろ!起きろ!
朝ですよ!って。そしたら水がみるみる赤くなって、金魚は
いつしか水面に浮かんでいるんだ。その姿はただただ気持ち
悪くて仕方がない。だから僕はすぐさま彼を机の中にそいつ
を押し込めてしまった。もうみなくていいように、彼が一刻
も早くこの世界から消えてくれるようにって。そう願いなが
ら
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