寝るための思案 4/
 

かたつむりになって
洗濯機を回す
混ざり合う日々
クローゼットに
買った覚えのない服
ぎっしりと並べられて
けれどそれを着るぼくが
ぼくという人らしく
知らない朝を
片足でぴょんぴょん歩く
ダイヤグラムが西に消え
靴を脱いだら
おくゆかしい夜に眠る


[グループ]
戻る   Point(2)