独りだと思う夜にきみはいる/石田とわ
 


       肩を叩かれた
       振り返ってひとりきり
       だれもが傘をさし
       早足で家路にいそぐ
       見上げれば顔に降りかかる雨
       それはとてもあたたかい
       ゆっくりと帰ろうじゃないか
       きみと語らいながら













       

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