独りだと思う夜にきみはいる/
石田とわ
肩を叩かれた
振り返ってひとりきり
だれもが傘をさし
早足で家路にいそぐ
見上げれば顔に降りかかる雨
それはとてもあたたかい
ゆっくりと帰ろうじゃないか
きみと語らいながら
戻る
編
削
Point
(8)