日捲りカレンダー/服部 剛
 
この世に生まれてから 
今日に至るまでの一日々々を 
風に捲られてきた暦は 

人生の旅路の果ての
終着駅に至るまで 
捲られる暦は 

どれほどの厚みだろう――? 

産声をあげた、あの日と 
棺に横たわる、いつかの 
間にある 
今日というたった一枚の紙の、重み
を思いつつ 

窓枠の空を眺め
頬杖をついてみる 







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