詩と感傷について/まーつん
だと思うんですよ。
でもね。
空がいかに広々していても、飛行機が多過ぎたら、ぶつかっちゃうようにね。
やっぱり、自分の理想を、他人に、うっかりぶつけない、押し付けない気遣いがあってもいいと思うんですよね。
相手の自由を尊重しなかったら、自分の自由もないがしろにされちゃいますよ。そして自由であるためには、不安に捕らわれていてはダメなんです。だから相手が不安に駆られるような痛みを、安易に加えてはいけない、と思うわけです。如何にその痛みが妥当なものだと思われてもね。
まあ、「お前も人のこと言えないんじゃないの」という声が、草葉の陰から聞こえて来そうですが。それは
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