朝と夜の狭間で生きる/
三上あず
夢が帳を下ろして/朝焼けがやってくる
小さな声が夜にとけて/部屋の隅に消える
これからは生の時間だ/生きるものの時間だ
ゆるやかに/死んだように/おだやかに/僕は
太陽がもろてを振って/山の間に消える
空が虹色に燃えて/そして夜が追いかけてくる
さあおやすみもうおやすみ/とろけるようにおやすみ
ひそやかに/やわらかに/しずやかに/君は
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