詩の成り立ち/
オキ
勇猛果敢なハヤブサのように
時おり飛来して
瞬時に
才気煥発な詩を置いていく人がいる
乏しい力の僕は
そうはいかないから
凡百のモンシロ蝶のように
あるいは蜜蜂のように
絢爛な花畑の
詩から詩へと飛び回って
閃きやらエキスやら
何やらと貰い受けて
日暮れまでに
なんとか一つ仕上げて
置いていくことになる
そうやってできあがったのが
この詩だ
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