喜びの日 /服部 剛
 
なかなかはいはいしなかった周が 
ある日突然、棚に掴まり立ちあがった。 

「すごい、すごい」 
諸手を叩いて、僕は言う。 

「ぱ・・・ぱ・・・、ぱ・・ぱ・・」 
こちらを向いて、周が言う。 

褒めれば褒めるほど 
笑顔は増して 
無数のしなぷすは連なり 
未知なる命が、輝きそうだ 







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