あずきの恋人 (連載?)/たま
 
つもり?
「ねぇ、外山先生は、ほんとうに人間にもどれるの?」
「うん、生きていればね、かならず、未来はやってくるんだ。そしてね、きっと、いいことがあるんだよ。」
 きっと……、なの?
 だったら、わたしは未来を信じようと思った。いつか、きっと、外山先生に会えるなら……。
  帰り道は、外山先生と仲良くならんであるいた。オレンジ色の月がとてもあかるくて、わたしのからだがすこし、かるくなった気がする。
  
 猫って、お月さまが好きなんだろうか。

 リビングの庇から、わたしの部屋の窓にジャンプして、ようやく家に帰りついた。
 外山先生が玄関のガレージから、心配そうに見あげていてく
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