【HHM(第6回批評祭)参加作品】田中宏輔はクマのプーさんのミツをなめたか?/こひもともひこ
 
花ですが、私はもう忘れました。
                (泉鏡花『海神別荘』)
真黄色な花の
                (泉鏡花『春昼後刻』三十三)
淡い青色の花だったが、
                (ノヴァーリス『青い花』第一部・第一章、青山隆夫訳)
「だれか、このなかへ、ミツをいれておいたな。」と、フクロがいいました。
                (A・A・ミルン『クマのプーさん』6、石井桃子訳)
ぼくは、ばかだった、だまされてた。ぼくは、とっても頭のわるいクマなんだ。
                (A・A・ミルン『クマのプーさん』3、石井桃子訳)
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