【HHM(第6回批評祭)参加作品】田中宏輔はクマのプーさんのミツをなめたか?/こひもともひこ
 
神のみは、すべてのものを愛して、しかも、自分だけを愛している。
 
誰もそのような愛を欲しがりはしないにしても、
 
「こりゃまた、なんのこっちゃい。」と、イーヨーがいいました。

何を言ってるんだか分らないわねえ。
 
と、カンガは、さも思案しているような声でいいました。
 
これらはことばである。
 
そこには現在があるだけだった。
 
すべてが現在なのだ。
 
記憶より現在を選べ
 
いったいぜんたい、なんのことなんだか、プーは、わけがわからなくなって、頭をかきました。
 
「花は?」
 
「花は」
「Flora.」
たしかに「Flower.」
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