風俗考 青春の部/salco
よって受け取り方が違って来るし、そもそも視点が含む性差が大きい。
女のそれが、異性愛者にとっては内部にしまわれた容器の暗喩であると共に、優れた形象は同性にとってさえ羨望の対象となり得る
美を有するのと違い、かほどに男のケツはツラ同様、不特定多数にとってはどってことない媒体ではある。
具体的には形が角い、肌理が粗い、下辺に剛毛有り、とは言え生白いのもキモい、など色々あるだろうが、要は、女の性は不特定多
数を渉猟しない。自分にとって無意味な存在のボディーパーツには価値を置かない。全く着目しないのである。
又、性交渉の局面に限っても、おおよそのヘテロは相手の肛門に指を入れる嗜好性なんぞ持
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)