暫し、/
湊 憂羽
落下してゆく
この躰
深い眠りに導かれていくような
でも
それが現実であり真実
孤独な夜
鈍い音と共に
深い深い眠りについてしまおう
いつかまた起きるとき
きっと他人の躰
身に纏っている
新しいベールをひらつかせて
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