近代漫才の変遷〜ピン芸〜/TAT
ブルース。エディ・マーフィー。ジム・キャリー。みんなピン芸なんです。チャップリン、キートン、ロベルト・ベニーニ。コンビで売れたのってブルースブラザースぐらいです。つまり日本で『ピン芸人は不利だ。片方がふって、もう片方が落とすコンビ芸の方が大衆にキャッチーに届くし、売れる』と言われている法則は向こうでは当てはまらない訳です。ね?面白くないですか?『でもアメリカのお笑いで笑った事ないぜ?向こうの笑いは遅れてるんじゃないの?』イエス、オフコース。笑いは弱者の砦です。強い者はそもそも道化る必要がない。故に、日本人やユダヤ人は卓越した笑いのスキルを持っている。それは確かにそうです。しかしこうも反論したい。ア
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