稼働域フェチ/るるりら
 
ひとりの部屋で 自由について考えて きづきました
自由とは 自分を由(ゆえ)にすると書くけれど 
【由】の字は 松花堂弁当のようだと 思うのです
十字に仕切られた 枠の中が 発想の稼働域なのでございます
鳥あり魚あり山の幸あり 山海が踊るのです
わたしの箸は 狙います

かまきりが 獲物をねらって ずっと おなじ姿勢で
たたずんでいます その稼働域も 素敵
蟻が 行列をくんで歩いています その可動域が 素敵
いつだったか郵便ポストの上で 一週間の座っていた牛蛙の
狭い狭い 稼働域も素敵



カドウ域が 好きなのです
あなたの内面にある たぶん だれにでもある悪意には
 興味がないのです
それは わたしの共有できる【カドウ域】
とは違うから


わたしの 腕が すべての人をハグできればいいのに
私の稼働域に あなたは居ても良いと思いますか?
ハグして いいですか?

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