ホスピタル・サーキット/Seia
ちょっと、痛いですよ、
我慢してくださいね。
の
がま
の所で記憶は飛んでいる。
がま
の
続きは、勝手に想像して
そう言いたいんだろうなと思った。
そう思った場所は
私が今いる場所は
多分夢のなかで
もしかしたら夢じゃなくて
目まぐるしく景色が変わっていく
直線
カーブ
ブレーキ
そして、スリップ。
タイヤの城に
身体が埋まりそうになって
踵を返した。
青空が
あまりにもピンクなので。
さいね。
くださいね。
んしてくださいね。
やっと続きが聞けた頃、
私は小さなベッドの上。
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