南房総ポエトリカル・アンソロジー  その1/あおば
 
べき時だったのかもしれない。しかし沿線から走行する電車を撮影する精神的な余裕がなかったのが悔やまれる。



鴨川行き113系電車


見晴らしの良い窓際席には達観なされた年配の女性がブラインドを下げて外を見ることなくつくねんと居眠りをしている。せっかくよく晴れて良い天気なのに 少しもったいないが、立ち上がって見晴らしの良い席を探す気にもなれず、通路側の居心地の良い席でつくねんと時間の経つのを耐えていた。 鴨川からは内房線の千葉行きに乗り換える。下車したホームの反対側なので数秒で乗り換え可能なので、2分ほどで発車。早く行きたい人には好都合なのだ
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