「レモネ‐ド」/月乃助
 
他愛もない小石につまずく

そのたびに

立ちどまり 足元をたしかめる

誰もが、平気でいきすぎる

そんな四角四面では 生きられませんよ 

それとも 私は、

ほんとうに詩人になろうとしている のでしょうか

初めてでした

そんな回数でなく

日本の美しい伝統や慣習の許容範囲によらず

この場所が、何かの温床であることがこわくて

理由にとらわれることなく

あらゆる種類の暴力を

全否定する




戻る   Point(5)