僕の飴玉へ/鈴山 鉛筆
 

君は

飴玉だったんだね。

とけてなくなっちゃうなんて!

  

どうか手紙をください。

君が

大きな鍋で甘く煮詰められ

冷やされて

宝石のように小さく丸まり

柔らかな包み紙に包まれたときに。

僕がまた、そっと包み紙をほどくから。

    

そうだな、次はレモン味なんてどう?


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