僕の飴玉へ/
鈴山 鉛筆
君は
飴玉だったんだね。
とけてなくなっちゃうなんて!
どうか手紙をください。
君が
大きな鍋で甘く煮詰められ
冷やされて
宝石のように小さく丸まり
柔らかな包み紙に包まれたときに。
僕がまた、そっと包み紙をほどくから。
そうだな、次はレモン味なんてどう?
戻る
編
削
Point
(4)