守るべきものに守られて。/元親 ミッド
キミのことが大好きです。
大好きなんです、どうしょうもなく。
そんなキミを、守りたいって
僕はいつしか思うようなったんだ。
そして
キミを守ることができた度に
僕は嬉しかった。
でも本当はなんのことはない。
僕は、僕が、キミを守りたいから
守っていたってだけだったんだね。
キミを守るだなんて
なにを偉そうに思っていたんだろう。
本当は、いつでもキミが僕のそばにいてくれたから
きっと僕はがんばってこれただけだったんだ。
キミを守りたいって思うほど
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