しもつき七さんがオバさんになっても(HHM開催にあたって)/コーリャ
ていた。例えば、2010年の年間各賞選評において、浅井康浩氏が彼にたいして、こんなふうに言及している。
{引用=「【レッサー賞】 右肩
年間大賞の中で、創造大賞にも、抒情にも、実存にも「右肩」というクレジットがなく、レッサー賞にだけ彼の名前があることを不思議に思われた人も多いのかもしれません。
けれど、右肩氏がレッサー賞に選ばれたことを不思議に思う人はいないと思います。
右肩氏の、なによりも相手に自分の意図を間違いのない言葉にして届けようとする姿勢は、文学極道の中で、光っていたと感じています。
そして言葉選びの厳密さ。
たとえば、「浅井康浩は男か女のどちらかであ
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