私はヘルメスの鳥。私は自らの羽を喰らい、飼い慣らされる。/あおば
過ちは、最初で最後のつもりでいても再帰しがちなものなのだと知っている
その理由は、心理的にも力学的にも説明できそうだが
聞く耳を持たない頑迷なクレーマーに対抗出来るだけの説得力は無さそうなので、
頭から信じようとしない人にはなにも言っても効果が無いものだなぁと、思わず手を後頭部にそっと当て今朝の寝覚めの判定をする
アイディアがあるところには聡明な鳥が坐り
美しい鳥は大地を滑らかに耕すように飛んでいく
泥棒と綽名された黒い鳥も土曜の今朝はお休みのようで
リサイクルゴミを収集する市の委託業者の2頓車が横町に頭を突っ込んで
なにかを物色するように忙しい音を立て
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