夢を描く/MOJO
或るコテハンが、
「こっちにも遊びに来てみませんか?」
と私を誘ってくれるレスを付けてくれたのである。
創作文芸板に行ってみると、文章投稿サイトなるものが活発で、皆、思い思いの小説を投稿し、批評し合っていた。
私は驚愕した。いったい、小説などというものを、素人が書いてよいものなのだろうか。ああいうものは、感性が鋭角的な者、言い換えれば神に選ばれし者たちの特権なのではないのだろうか。
ところが、投稿されたものを読んでみると、根がお調子者の私は、
「これなら自分にも出来そうだ」
などと考えてしまったのである。
それが、私が小説を書くきっかけであった。私は上記の夢描写をフィ
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