【 砂丘 ? 雑記帳 ? 】/泡沫恋歌
 
鳥取砂丘
砂漠とは違う みずみずしい砂の広がり
海から吹いてくる風も心地よい
この砂丘で 私は今日
いろんなことを教えられた

小さな自分を脱皮できずに
もがき苦しんで 自信を失くした
もう駄目だと自分の才能を諦めかけた
私の存在なんて
しょせん砂丘のひと粒の砂に等しい

砂丘が私にヒントを与えてくれた

「自分の個性を信じること」

人より劣っていると分かっているなら
自分を好きになって もっと自分を褒めて
僅かな個性を伸ばすほか方法がない
ネガティブより ポジティブにいく
そうするより仕方ない

投げてはいけない
逃げてもいけない

創作者としての矜持を守るため
無心になって書くしかない
砂の上に写った自分の影を踏んで
一歩一歩 不確実な道を進もうとしている


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