【 砂丘 ? 雑記帳 ? 】/泡沫恋歌
 
鳥取砂丘を見ると
頭の中でハミングしてしまう曲がある
 
月の沙漠をはるばると
旅のらくだが行きました

異国の世界を唄った
この童謡が小さい時から好きだった

よく「月の砂漠」と書いてあるが
正しくは「月の沙漠」である
「沙」には「すなはま」の意味があり
詩は海岸の風景をモチーフに書いたらしい

それとリンクして
東郷青児の描く黒い瞳の美人画が
私の頭に浮かんでくる
なぜか青児の絵は砂のイメージがするのだ

安部公房「砂の女」は
砂丘の穴の底にある一軒屋に閉じ込められた男と
その家に住む寡婦との同居生活
蟻地獄のような愛憎ドラマか?
これは何度
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