生活者のうた/梅昆布茶
いるしいつも姉にばかり負担をかけるろくでなしの弟ばかりではいられない訳なのだ。
その認識のうえで表現したい伝えたい想いが浮かんだら詩のようなものあるいは時に音楽のあるいは絵画のようなかたちであらわしていきたいとも思っている。
国家は堅実な納税者を歓迎はするが返礼を求められればそそくさと席をはずしてしまうものらしい。
僕は冷蔵庫の残り物でレシピを考えるのが好きになった。
インドアでお金を使わずに現フォの詩を読んだり音楽を聴きながら図書館で借りた新潮選書とか筑摩叢書とかちょっと自分では買えない値段の本で時間を満たすのが上手くなった。
会社を辞めてゆく人の仕事が僕に廻ってくる。
[次のページ]
戻る 編 削 Point(21)