メモ/モリマサ公
 
元気よくそらにむかって目玉たちは落ちてゆく
音のするほうへ飛ぶことに
慣れてしまったからだから
重力のための地図がまぶしくひろがって

ビルが生え変わる
あたり一面
びっしりと背をのばし
意味のわからない記号てきな
何本もの地平線がのびてにじんではりつく

電車はスピードをあげて
飛行機が浮き上がり
車は燃えてる

ガラス窓われちゃった
目をつぶればうらがわにかがやく
あたたかな星と星つなげながら
はいいろの皮膚はどこまでもぷにぷに

わたしたちはみんなどこか欠けていた


つめたく柔らかな
汗がからまって
まっさおに流れて川になる


誰か
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