いろいろな感じについて/はるな
 
ている、そういうときほど、頭のなかに触れない部分があって、そこが、つるつるに膨らんで、ぶよぶよと、動くのを感じる。
それは息を吸うのも吐くのも苦しくて死にたくない感じがする。

いったいなんなのか、と思って、立っていると、すぐそこの蛇口が、徒競走のときのゴールらへんにあるように、きみょうに遠く感じで、それで視線を揺らせば、ぐんと近くに来たりして、親愛なる感じ。時間も、それに近くて、さっきと、今を、結ぶのが変なかんじ。それぞればらばらにあるものを、ばらばらに体験しているような感じ。繋がっていなくて、たとえば、アニメーションじゃなくて紙芝居みたいな感じ。

なんでここにいるのかとか、わからな
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