心の彼方に/シホ.N
たとえば
夢見を通じて
無意識的なモノを観じる
目が覚めて
それを意識化しようとする
たとえば
狂気におちいるとき
潜在的なモノが暴走する
現実に還って
あらためて畏れを抱く
表層と深層
あらゆる感覚質はつながっている
いわゆる精神はつりあうべきである
精神を持て余し
また精神にもてあそばれる
汎精神論は血肉があってこそ
机上の空論にあまんじてはならない
批評精神を鍛えねばならない
すべてを
鋭い批評眼でつらぬきたい
それでも見えないなにものか
感じること
サムシング・グレート
大なるなにものか
世界の根源
心の彼方に
サムシング・グレート
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