歓びの木 /
服部 剛
葉は、枝があるから葉であり
枝は、幹があるから枝であり
幹は、根があるから幹であり
それらおのおのがつながりあい、初めて
歓びのうたを風に囁く
ひとりの木
枝葉の手のひら達を
まっさらな空にひろげる
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