N-N 50/1.4/ことこ
夜のように平らか
あるいは、呼吸している
みずうみの内面
雨の降りやまない
さみしさに
どこまでも潜っていく
あかるいままの投影
モノトーン、翻って
波しぶきはきれい
金属の質感
波のような感触
なくならない夕日
なにがほんとうかは知らない
離れていく横断幕
溢れだすのだろうかいつか
からだじゅう、水になってしまえば
紫のコーティング
表面積が欠けて
いつまでも夏になる
境い目、のような
詩を書く人の隣で
詩のことを考えていた
フレーミングの幻像
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